アデノイドというのは鼻の奥、のどちんこの裏側にある扁桃腺のことです。こどもはみんなアデノイドがあり、4才～6才でいちばん大きくなります。

アデノイドが大きいと、中耳炎の原因や、いびきの原因になり、手術による切除が必要になります。

レントゲンでその大きさを確認します。

扁桃腺はもともと口の中にあって、免疫の働きをする器官ですが、手術して摘出することもよくあります。

扁桃腺を取らなければならないのは、以下の様な場合です。

1. 扁桃腺がはれて高い熱がでる扁桃炎が1年に4回以上ある場合（習慣性扁桃炎）
2. いびきがひどく、呼吸が止まることがある場合（閉塞性睡眠時無呼吸症候群）
3. 腎臓や皮膚に悪影響を与えている場合（病巣感染症）

当院では松戸市立病院を紹介させて頂いております。

扁桃腺の炎症は、ひどくなると扁桃腺の外側に進んで、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍という病気になります。

当院では抗生物質の点滴を施行しておりますが、重症の場合は入院が必要です。

日本人の多くは、子供の頃にEBウイルスというウイルスに感染していますが、大人になってからこのウイルスに感染すると、重い扁桃炎になります。薬が効かず、治るまで2週間くらいかかり、肝臓が悪くなることもあります。血液検査が必要です。

喉頭はのどの奥にあって、空気と食べ物を分けたり、声を出したりするところです。のどの奥にあるため、ふつうに口を開けただけでは見えず、鏡を使って見たり、ファイバースコープで観察します。

カゼやセキ、セキバライ、声を無理に出していると、声帯に炎症が起き、声が嗄れてきます。

カゼなどの炎症がきっかけで、喉頭がはれます。窒息してしまうこともあり、一刻を争う病気です。入院することもあります。

声を無理に出していると、声帯の炎症が進み、ポリープが出来てしまいます。

声を長時間使う方は、腹式呼吸で正しい発声法を習得することが重要です。

タバコを吸う方に多いポリープです。

喉頭癌になることもあります。

タバコを吸う方に多い病気です。耳鼻科の癌の中では最も多い病気です。

生まれつき下顎の小さい方、肥満傾向のある方は、のどの内腔が狭く、眠っているときにいびきをかいたり、無呼吸になることがあります。

ご自宅で検査できる機械をお貸ししますので、ご相談ください。